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『いまどきの死体 法医学者が見た幸せな死に方』(幻冬舎)が刊行されました。

 

人は必ず死にますが、すべての遺体が解剖されるわけではありません。犯罪性があったり、身元が不明だった場合には解剖が行われ、現在では四十人に一人くらいが解剖されているそうです。著者である西尾先生は法医解剖医として多くの遺体と向き合ってきました。遺体は何も語らないけれど、解剖することによって、その人が死に至るまでの経緯がわかってきます。それはとりもなおさず、その人がどんな生き方をしてきたかを知ることにもなるのです。毎日おいしいものを飽きるほど食べていた人にも、家族に見放され、アルコールにすがるようになった人にも死は平等に訪れます。では、どんな死に方が幸せな死に方といえるのでしょうか。数々の死に方を知ることは、人が生きる本当の意味、幸せの正体を見極めるためのヒントになります。  29616421_1[1]